キッチンえみゅー

Restaurant
長野県南佐久郡佐久穂町

頼れる豊富なメニューに、誰もが大満足

足立伸哉さんはとても可愛らしい人だ。こんなことを大人の男性に言うのは大変失礼かもしれないが、笑顔が本当に可愛らしくてここに書かずにはいられない。
ちょっと話しただけで、足立さんの気さくな雰囲気と笑顔がコロナ禍でさみしく荒かけているみんなの心に明るく響く。このお店で美味しい料理を味わいながら、足立さんご夫婦とワインを飲んで楽しく過ごしたらきっとストレス解消、気持ちが楽になりそうだ。

兵庫県出身の足立さんは高校卒業後、八ヶ岳の有名ホテルや佐久のレストランで経験を積み、2015年に独立し今に至る。飾り気のない人柄が反映されるアットホームな雰囲気の『キッチンえみゅー』。デリとデザート担当の奥様、勝恵(まさえ)さんと、スタッフの3名で切り盛りしている。

まず驚くのがメニューの豊富さ。開店以来、人気の高いデリメニュー(お惣菜)は毎日10品以上準備。それに30品ほどのレギュラーメニューがあり、パスタだけでも7種類、カレー、ラーメンから和食、フレンチ、イタリアンまでバラエティーが豊富。日本全国から誰が訪れても全員が満足しそうな品揃えだ。

「ずっとメニュー豊富なレストランを開くのが夢だった」と、伸哉さん。
幅広い年齢層のお客さんのリクエストに対応しているうちに、どんどん品数が増えていったそうだ。ラーメンひとつとっても、信州サーモンのアラでだしをきちんととった美味しさ。どれも手を抜かずきちんと料理しているのか伝わってくる味だ。

開店当初から人気メニューのひとつ『自家製ピクルス』。地元の有機農家の無農薬野菜を使って作り続けている、ほどよい甘酸っぱさと歯ごたえが人気の定番商品だ。

自分で自由に選んで創作できる嬉しいメニューもある。
『おそうざい4品デリセット』はショウケースから4品選んで、ご飯、汁物、サラダにお漬物が付く。今日選んだのは「バターチキンカレー」「蒸し鶏ときゅうりのピリ辛和え」「柴漬けと大根のシャキシャキサラダ」「自家製ピクルス」。野菜がたくさん食べれて、毎日食べに来れる飽きのこない美味しさとバラエティーだ。
勝恵さんの手作りデザートがあるのも魅力。「濃厚ガトーショコラ」や「デコポンのタルト」。お腹いっぱいならテイクアウトもできるのが、この店の嬉しいところ。

佐久穂町や佐久地域の美味しいものを気楽に美味しく食べてもらいたいという気持ちから、全国で知名度が高いものから、あまり知られていないものまで地元の様々な食材を料理に取り入れている。お米も佐久穂産で、できるだけ地産地消。『きたやつハム』でも信州サーモンでも、このお店ではくつろいで味わうことができる。

 

そんな足立さんが考える「まちのごはん屋さん」とは

『キッチンえみゅー』はこれまで色んなイベントを開催してきた。立ち飲みバルや、ベリーダンス、炎のショー(本当です)まで、通常20席の小さなレストランが、ひとたびイベントとなれば、150名ほど集まったこともある。まさに、町のみんなでワイワイ楽しく気軽に行ける店だ。
「今は厳しい時だけれど、皆んなの安全が戻ったら、またこの店が人が集う場所になって欲しい。お客さんにワイワイ楽しく過ごしてもらうのが夢ですね」、と足立さん。手軽な値段で、美味しいものを、地元食材を中心にアットホームな空間で食べれる『キッチンえみゅー』。
人口約1万人の佐久穂町を支える、まさに「まちのごはん屋さん」だ。

新型コロナウイルス感染症対策

  • ハンドサニタイザー

  • 客席を減らす

  • 換気

  • 店内の消毒

  • 手に触れる場所の消毒