Maru Cafe

季地域の恵みをそのまま映し出すようなサンドイッチを目指しています。良質で個性のある素材同士が重なり合うことで、味わい、食感、色、全てが「持ち前の良さ」を発揮するような、そんなサンドイッチです。 ベースのパンは、地元産のライ麦入りのものや、県産小麦粉をじっくり発酵させて焼き上げた、消化がしやすく体に負担のないものを選んでいます。はじめに地元産の菜種油でトーストしています。この菜種油がサンドイッチにコクと風味を与えてくれる、大切なポイントです。トーストしたパンに重ねるソースやペーストも、手作りや全体に良いアクセントを生む重要な役目と考えています。そしてマルカフェとして外せないのは、季節や農家さんに委ねたその時期時期のお野菜です。メインとのバランスで、カラフルな根菜をたくさん重ねたり、シンプルに調和していくお野菜単品を選んだりしています。土と野菜とその周りの植物に相性があるように、サンドイッチの具材同士もそれぞれの個性と関わり合いが大切なのだと思います。お野菜は蒸籠で蒸したり、オーブンでじっくりローストしたり。フレッシュなもの、時間をかけてシンプルに火入れをしたもの、そのものの良さが生きるように組み合わせます。メインに添える地魚は藁やスパイス、ハーブを使い、自家製で燻しています。チーズを使用する場合は、良質な原料や信頼できる生産者がじっくりと時間をかけて届けてくれた、熟成したコクや旨味や風味の高いものを選んいます。
仕上げには、消化を促したり、身体を温めるスパイスや、食欲を促すハーブを使い、さらには地元産の種子を食感に取り入れたりして、香りや一味違った味わいをプラス。「美味しくなあれ」と心を込めて、ひとつひとつ、お作りさせていただきます。一つのサンドイッチを通してお客様に、この土地の恵みを楽しんでいただけますように。